上富良野町のご当地グルメ「豚サガリ」
皆さんこんにちは!上富良野町で移住定住を担当するなっしーです!上富良野町に住み始めて2年目となりました。就職するまで、上富良野について、ほとんど何も知りませんでした。
そこで、上富良野町に移住した私の視点から、上富良野町のオリジナル(独特)な部分を紹介していきたいと思います!
いきなりですが、「豚サガリ」をご存知でしょうか?恐らく大半の方が聞き馴染みのない食べ物かと思います。
ですが!上富良野町を語るときに欠かせない大変重要なモノです!
ということで今回は、上富良野町のご当地グルメ「豚サガリ」についてお話ししていきます!
豚サガリって? 豚サガリ=上富良野の焼肉文化
「豚サガリ」とは、豚の横隔膜のことです。枝肉にぶら下がる肉の部位なのでサガリと呼ばれるようになったそうです。
横隔膜の背中側の肉をハラミ、横隔膜の下側をサガリと言うようです。肋骨の下側にぶら下がるようについていることから、「サガリ(下がり)」というようになったとか。英語でも「Hanging Tender」(ぶら下がる柔らかいもの)と言うみたいです。
豚サガリは、豚一頭からわずか250〜300g程度しか取れない貴重な肉で、脂身が少なく、ジューシーでヘルシーなお肉です。
今でこそ札幌でもスーパーで売っていたりしますが、昔はほとんど流通しておらず、上富良野町でないと食べられなかったことも、上富良野町の名物となった理由かもしれません。
上富良野町は養豚業が盛んで、昔から豚サガリはよく食べられてきました。
焼肉店だけでなく、自宅の庭や車庫などで、コンロに火を起こし、炭火で焼いて、よく食べられています。
町外に出て気づくのは、上富良野町民の「豚サガリ愛」です。
晴れた日、人が集まる日、何かのイベントの後など、何かと火を起こして豚サガリを焼いて、ビールとともに食べています。
自宅で豚サガリを食べる機会がとても多いというのは、上富良野町の特徴といってもいいでしょう。
焼肉は、お店で食べるより、自宅で炭に火を起こして焼いて食べることのほうが多く、その時はほとんど豚サガリとホルモンしか食べません。
自宅で炭火で豚サガリを食べるというのは、上富良野町の独特な文化といっても過言ではありません。
■上富良野町の焼肉文化の特徴
・晴れた日や人が集まるときなど、自宅で焼肉をする(気がする)。
・ほとんど豚サガリとホルモンしか食べない。というか豚サガリしか食べない(気がする)。
・焼肉は、自宅でコンロに火を起こして炭火で焼くことが多い(気がする)。
・ひょっとして焼肉用のコンロの所有率は全国的に高い(気がする)。
・上富良野町民は火起こしに慣れている(気がする)。
「焼肉のまち」上富良野
人口1万人当たりの焼肉店の数が日本一と言われるているのは、長野県飯田市。人口1万人あたりの焼肉店の数は、5.26。上富良野町は、5.91。上富良野のほうが多いのでは!
・長野県飯田市 1万人あたり5.26店舗 53店舗/100,702人(令和3年1月現在)
・北海道上富良野町 1万人あたり5.91店舗 6店舗/10,156人(令和4年6月末現在)
でもさすがに、焼肉店が53店舗と6店舗、10万人と1万人では比較するのも気が引けますね。
私が言いたいのは焼肉店の数がどうこうではなく!日本一焼肉文化が浸透しているのでは!ということです。
上富良野の皆さんは、火起こしが慣れていて異常に速いし、「焼肉をする」ということのハードルがとても低いと思います。
私の職場の皆さんも、焼肉をする際の準備がとても速いです。
焼肉の場所の設定、コンロなどの物品の確保、必要な肉(やはり豚サガリとホルモンがメイン)や野菜の量、必要なビールの量、火起こし、そして一人当たりの負担金の計算。
上富良野で焼肉!というのは、息をするのと同じくらい自然な活動だなという印象です。
豚サガリを食べられる町内のお店
上富良野町には、豚サガリを食べられるお店が6店舗あり、豚サガリ以外にも、かみふらの和牛、ふらの和牛など、いろいろなお肉を食べられます。
町内にたくさん焼肉店があるおかげで、上富良野町民だけでなく、上富良野町を訪れた人々も豚サガリはもちろん、他にもいろいろなお肉を楽しむことができます。
ぜひ上富良野町に来た際には、豚サガリを味わってみてくださいね!
上富良野町の焼肉店
・焼肉 秀
・まるます
・大阪苑
・増屋
・三洞園
・焼きにく屋うの
上富良野町の豚肉に関するリンク
・かみふらの十勝岳観光協会/かみふらのポーク
・上富良野町の焼肉店(Google Map)